顧客満足度の高い業務用脱毛機40モデルを紹介
業務用脱毛機のコストについての考え方や、費用相場を解説しています。
サロン経営では、利用するお客さんの数で利益が決まります。もちろん、サロン経営者としては利益が確保できる範囲での低価格を設定しなくてはならず、それはどの業務用脱毛機を選ぶかでも変わってきてしまうのですから悩むところです。まず着目すべき点は、ランニングコスト。つまり、1ショットあたりの単価です。業務用脱毛機では、1ショットにかかるコストの相場は0.1円~1.2円ほど。全身脱毛をおこなう際には2,000~3,000ショットぐらいですから、相場から考えると200円~3,600円ほどになります。
こうして計算してみると、かなり高いことがわかりますね。古い脱毛機ほど1ショットにかかるコストが高くなり、2円といった数字も珍しくありません。逆に、最新の脱毛機ほど、ランニングコストも優れているといえるでしょう。ちなみに、使用されているランプによって、総ショット数や交換代は違います。ランニングコストを見るときには、ランプ交換代や、ランプ寿命が大きなポイントになります。
ちなみに、ランニングコストが1円違うと、100万ショットあたりで、実に90万円もの違いが出てきます。100万ショットというと、全身脱毛が1回あたり2,000ショットだとして、500回分。1日3~5回、全身脱毛のオーダーがあるとすると、約3ヶ月~半年くらいで100万発を消費する計算になります。つまり、年間で見ると、1ショット1円の違いが200万円以上にのぼることが想定されるわけです。いかにランニングコストが、重要であるかが分かりますね。
業務用脱毛機はスペックに違いで価格が異なるので、相場が決めにくく、ただ価格を見ただけではわかりません。ジャンルごとに分類して比べてみるとわかりやすいかもしれません。
最近の業務用脱毛機は、昔と違い脱毛以外の美白・美肌機能が搭載されているタイプが多く、それだけ金額も高くなっています。サロンで取り扱いたいメニューが、業務用脱毛機1台でこなせるのであれば、それに越したことはありません。同じ機能で比べてみると、どのモデルでもあまり差はありませんので、あとはサロンに合っているかどうかで比較するのがいいでしょう。
また、痩身機器はエステメニューでも注目度が高いもの。取り入れるのであれば、こちらの金額も考えなくてはいけません。そして、美容機器はそこまで高い値段はないものの、あるとやはり喜ばれるメニューになります。ただ、最近の業務用脱毛機ではすでに搭載されているものが多いですから、機能がかぶらないように考慮し、どんな風に使うのか明確にイメージする必要があります。
業務用脱毛機の本体価格は140万円台から500万円を超えるものまで幅広くあります。価格が高いからといって機能やランニングコストなどの面において優れているかというと、必ずしもそうとは言い切れません。サロンの規模や取り扱うメニュー、回転率などそれぞれのサロンに合った業務用脱毛機を選ぶことが重要です。
※2021年9時点の情報です
業務用脱毛機を導入した場合に人件費が削減できるのかを業務用脱毛機のコストと合わせて考えていきます。
業務用脱毛機のコストが安い場合の特徴は、脱毛機そのものが使いやすかったり、経営をしていく上で使い勝手が良くなったりしているということです。音も静かで、サイズもコンパクト、無駄射ちをすることなく照射も可能でランニングコストを抑えて短時間で多くの方へトリートメントを実現できるということが最大の特徴でしょう。また、タッチパネルも3ステップなどとても簡易的としているため、簡単に使用できるということも施術者にとってうれしいと言えるでしょう。
しかし、導入コストが安いものはあくまで機械の質が良いという所であり、使う側が初学者で使い慣れていないと宝の持ち腐れとなってしまう可能性があります。熟練したスタッフが使う分には使いやすいかもしれません。しかし、まだ技術が未熟である場合はヘッド部分を部位ごとに交換したり、照射の調整などなかなか難しい部分も出てきて、熟練スタッフの指導を受けなくてはならなくなり、熟練スタッフを指導に割いてしまうことによってスタッフの人件費を余計にかけてしまう可能性があります。
一方、脱毛機の導入コストが高い場合はどうでしょうか。確かに、導入コストが高いため、経営時には負担もあるかもしれません。しかし、導入コストが高いということは、それなりのオプションが充実している特徴があります。
例えば、エステサロンを経営しているような実力のあるスタッフが、その会社の脱毛機を利用した効率の良い脱毛方法のノウハウを講習してくれたり、機械の使い方をフォローしてくれたりなどといった技術や運営のノウハウを伝えてくれるということです。
これにより、初学者や経験不足のスタッフであっても十分に知識や技術をつけることができるため、もともと働いている熟練したスタッフの手を煩わせないで済みます。また、短時間で技術や知識を向上できるため、少ない人数で人を回すことができ、人件費を大幅にカットすることが可能となります。
つまり、一概に導入コストが安い→機械の性能が良い→人件費を削減できるとは限らず、導入時にコストが高くても技術や知識の提供によってスタッフのレベルが上がり、人件費を大幅に削減した状態から経営をスタートさせることのできる可能性が十分にあるということになるのです。
また、近年、脱毛機市場は競争が激しく、どの業界の脱毛機を使用しても質は大差がない場合が多いです。どこに大差があるかと考えると、美肌モードにできたり、男性や子どもに利用できたりするという所に差を見出していることが多いです。
そのため、人件費を削減するためには自分のサロンに合わせた脱毛機を導入するということも大きなポイントとなります。
子どもの来店が多いサロンであれば子どもにも簡単に照射できる脱毛機、男性が多く来店されるサロンでは女性にも男性にも使用できる脱毛機を導入することがベストです。そうすれば、逐一モードを変更する、脱毛機を変更する、そしてそれらについての知識技術を習得する必要性が無く、1つの脱毛機の使い方をマスターすればあらゆる対象者に使用できることが可能です。
自分のサロンの顧客に合った脱毛機を導入することで、複数のことを覚える必要性もなくなるため、指導するための人件費を大幅に削減することができます。
さらには、脱毛機のアフターフォローも人件費に関係があると考えます。例えば修理中に代替機を出してくれる、しかもそれが同じ機械であれば一から機械の使い方を習得する必要性もなく施術を継続して行うことが可能です。
しかし、修理中に代替機を貸し出せない、貸し出せたとしても普段使い慣れていない脱毛機であればどうでしょうか。脱毛機の使い方をまた一から習得しなければならず、その指導として人件費を掛けざるを得なくなります。アフターフォロー中も人件費を無駄にしないために初期の導入費が高くても長い目でみてどのくらいお得になるのかを考えていく必要があります。
すなわち、人件費を無駄にしない脱毛機を導入するためには、
の3つに着目していくのが必要であると考えます。
導入時のコストは安ければ安いほど、良いのかもしれません。しかし、導入費が高くても稼働率を上げていくことで利益を上げることが可能です。
参考:千葉労働局:業務改善助成金 2017[PDF]
ですが、スタッフの技術が未熟で人件費がかかってしまえば、利益を上げていくことも難しくなります。脱毛機と、お店のコンセプト、扱うスタッフの脱毛機との相性が人件費の削減には大きく関わっているでしょう。
それぞれの脱毛機の会社には専門の相談員がいることが多いため、さまざまな会社の資料を取り寄せ、相談員に相談して自分のお店に合った脱毛機を見つけられれば人件費の削減にも自然とつながることでしょう。